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みなさんは、みかんやオレンジって好きですか? 柑橘類といえば「ビタミンC」を真っ先に思い浮かべる人は多いと思います。 しかし、そういったビタミンが私たちの身体で正常に作用するのは、ビタミンの働きを手助けしてくれている成分が含まれているからだってことも忘れちゃいけませんよ!

・・・そんなわけで、今回は柑橘類に含まれ、ビタミンCの効果を最大限に発揮してくれる「ヘスペリジン」について語っていこうと思います。

ヘスペリジンとは?

ヘスペリジンは、ポリフェノールの一種でオレンジ・みかん・だいだい・はっさく・レモンといった柑橘類の薄皮部分に多く含まれます。(柑橘類が完全に熟す前の成長途中の青い時期のほうが、特に豊富に含まれています)

ヘスペリジンは漢方薬にも用いられ有名な陳皮は乾燥させたみかんの皮のことで、ヘスペリジンを多く含むことでその健康効果が用いられてきました。そんなヘスペリジンは熱・光に弱い、酸化しやすく長時間空気に触れていると変性してしまい、水に溶けにくい、吸収率もあまりよくないという特徴があります。 これを改良し吸収しやすくしたサプリメントも作られています。

ヘスペリジンの効果

①毛細血管を強化

血管は全身の細胞に酸素や栄養素を届け、同時に二酸化炭素や老廃物を引取り運搬する働きがあります。このやり取りの際に、細胞の膜を透過します。ヘスペリジンが透過性のバランスを整え、毛細血管を強くします。毛細血管の強化により出血を防ぎ、透過性バランスの崩れが原因で起こるむくみを予防する効果があります。・・・血管は年齢とともに衰え、様々な病気の原因を引き起こします。ヘスペリジンで毛細血管の健康維持を図りましょう。

②血流の改善

毛細血管が強化されると全身の血流がよくなります。これに伴い末梢部分も血液の循環がよくなり、様々な病気の原因になりうる冷え性の改善が期待できます。また、肩こりや腰痛も血流の悪さが原因で起こっている場合は改善が見込まれています。冷え性や肩こり・腰痛には外側から体を温めることも重要ですが、身体の内側からヘスペリジンによって体を温めることも効果的ですね。さらに、血流が改善されることによる効果は、自律神経の働きにもあらわれることが研究されています。

ヘスペリジンを摂取することで副交感神経が優位のリラックスした状態に導かれ、ストレスを軽減したり、更年期障害の症状も緩和するといわれています。

他にも自律神経失調症の方の倦怠感も改善したという実験結果があります。

③骨粗しょう症予防

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ヘスペリジンは骨や歯の健康維持にも効果を発揮します。骨粗しょう症予防として、骨の損傷を防いで骨量の減少を抑制し、骨の形成を促進させます。

④ビタミンCを安定化

ビタミンCは抗酸化作用が魅力ですが、とても不安定な栄養素のため体内でその力を発揮するのは難しいといわれています。しかし、ヘスペリジンにはビタミンCを安定化する作用・ビタミンCを長持ちさせる働きがあるので、ビタミンCの抗酸化作用を効果的に働かせることができます。・・・ビタミンCが体内できちんと働くことで、体内で発生する老化の原因である活性酸素を効率良く除去できます。また、抗ストレス作用のあるビタミンCが破壊されないことでストレスが軽減されて、ヘスペリジン自身のストレス軽減作用もプラスされることで集中力のアップも見込まれます。

⑤アンチエイジング効果

ヘスペリジンにより毛細血管が強化され血流がよくなることで、肌の血行もよくなりターンオーバーも活発に行われるようになります。また、肌さびの原因となる活性酸素の発生も抑えられるので若々しい肌を保ちます。他にもビタミンCが破壊されないことで、肌の張りを保つコラーゲンを作りやすい環境になります。ヘスペリジンは化粧品にも配合されているほど、美肌効果が期待でき、目元専用化粧品に使われるほど安全性の高い成分です。身体の内側から取り入れられるだけでなく、外側からも美容効果を実感できるのはうれしいですね。さらに、ヘスペリジンは毛根や頭皮の血流を良くすることで美髪効果も期待できます。

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⑥体内の脂肪を分解

ヘスペリジンは肝臓での中性脂肪の生成を抑える働きがあります。さらに蓄えられている中性脂肪・脂肪酸を分解してくれるのでダイエット効果が高いのです。体内の中性脂肪の減少はメタボ予防にもつながり、動脈硬化や脳梗塞・心筋梗塞などといった生活習慣病のリスクを下げることができます。

⑦ビタミンCとの「相乗効果」

抗酸化作用により活性酸素が除去されるので、血管の過剰な収縮を抑えて血圧を上昇させない効果があることが研究でわかりました。またヘスペリジンの働きにより安定化したビタミンC抗酸化力を発揮して、高血圧を改善する働きをします。

⑧悪玉コレステロール値の低下

ヘスペリジンの健康作用には血中の悪玉コレステロール(LDL)を減少・善玉コレステロール(HDL)を増加させる働きがあることが認められています。悪玉コレステロールが多い血液はドロドロで、動脈硬化のリスクが高い状態です。ヘスペリジンの血管内の中性脂肪を減らす働きもプラスされサラサラの血液に導きます。

⑨発がん性物質の抑制

ヘスペリジンは連続して投与することで、動物実験において発がん性物質を抑制する効果が認められています。胃がんや大腸がんなどに効果があるといわれています。

⑩アレルギー症状の緩和

毛細血管の浸透性バランスを整える働きにより、アレルギー反応によって高まってしまった浸透性も整える抗アレルギー作用があります。他にも、ヘスペリジンにはアレルギー反応そのものを抑制する働きがあり、花粉症でつらい鼻づまりや鼻水、目のかゆみといった症状を緩和します。花粉症のお薬は、眠くなる副作用が現れる場合が多いのが難点ですが、ヘスペリジンなら安心して花粉症対策に取り入れられますね。

ヘスペリジンを含む食品

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ヘスペリジンは柑橘類に多く含まれますが温州みかんが圧倒的に多く含んでいるといわれています。みかん、青みかん、オレンジ、だいだい、レモン、ゆず、はっさく、グレープフルーツ、サクランボなどに含まれています。果実より皮や筋に多く果実に比べ、皮には50倍、筋には300倍ものヘスペリジンが含まれています。

<注意すること>

①カロリーオーバーにならないように

吸収率の悪いヘスペリジンをすべて食べ物から摂取すると、相当な量を食べる必要があります。果物といってもカロリーは多くなってしまうので注意が必要です。

②身体を冷やしてしまわないように

血流の改善効果から冷え性への対策が期待されるヘスペリジンですが、ヘスペリジンを多く含む柑橘類でも南国原産の果物のオレンジやグレープフルーツは体を冷やしてしまいます。食べすぎや冷え性の方は摂取には注意しましょう。

③肝臓に負担をかけないように

ヘスペリジンを多く含む柑橘類は同時にビタミンも多く含んでいます。ビタミンを過剰摂取すると肝臓に負担がかかり、胃炎・腹痛・下痢・頭痛といった症状が現れる場合があります。食べ過ぎないよう特に注意してくださいね。

<サプリメントが有効>

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ヘスペリジンは柑橘類から摂取できすが、実は食品からでは吸収率が悪いのが特徴です。現在では水に溶けやすく体内に吸収されやすい、糖転移ヘスペリジンに研究改良されたサプリメントが市販されているので上手に取り入れられます。(サプリメントは健康補助食品なので規定量を守れば問題はありませんが、妊娠・授乳中の方はまれに腹痛・吐き気などの症状が出る場合もありますので医師に相談してから摂取しましょう)

まとめ

いかがでしたか?今回は、柑橘類に多く含まれる「ヘスペリジン」の効果やおすすめの摂取方法などについてまとめてみました。「ヘスペリジン」って、なかなか聞きなれないかもしれませんが、私たちの知らないところで働いてくれていたんだと思うと感謝しないといけませんね!! ・・・これからも、ヘスペリジンと上手に付き合っていきたいものです(笑)